毎日の産業保健業務、ちょっと疲れていませんか?
- 「やることが多すぎて、終わらない」
- 「書類仕事に追われて大事な面談の時間が取れない」
- 「施策を実施しても、なぜか従業員の反応が薄い…」
健康診断管理からメンタルヘルス、保健指導、職場巡視や衛生委員会まで、産業保健の現場でやるべきことは本当にたくさん。
でも、業務が複雑になるほど、本来の目的=「従業員の健康支援」が遠ざかってしまうことも…
一番大切なのは「シンプルな仕組み」と「継続」
産業保健活動は、短期的な派手なイベントや“完璧な計画”よりも、「シンプルで無理なく続けられること」の方がずっと大事です。健康づくりも会社の仕組みも「続く」ことで初めて成果が見えてきます。
小さな工夫や仕組みを日々積み重ねる。
これが、実は一番の近道なんです。
シンプルな産業保健のメリット
現場で“本当に使える”仕組みに
情報やルールがシンプルなら、現場で迷わず活用できます。たとえば健康診断の案内も❌「本年度第一四半期における定期健康診断実施に関する通知」
⭕ 「健康診断のお知らせ:〇月〇日までに受けてください」
このくらいシンプルでOK!
誰でも引き継げて“続く”しくみ
複雑すぎる方法は、その人しか分からなくなりがちです。シンプルだと担当が変わっても、同じように続けられます。
改善(PDCA)が回しやすい
参加率や満足度など、シンプルな指標で効果を確認すると「どこを工夫するか」も見えやすくなります。現場をもっと良くする「三つの視点」
産業保健の質を高めるコツは、三つの視点をバランスよく持つこと!虫の目(細かくみる)
一人ひとりの健康状態や職場の動きを丁寧に観察する目鳥の目(全体をみる)
会社全体の健康課題や傾向を俯瞰してみる目魚の目(流れに気づく)
社会や働き方の変化、今後のトレンドを感じ取る目このバランスを意識することで、今必要なこと・これからの課題が見つけやすくなります。
産業保健の業務は、すごく地道なものだからこそ、“続けやすい仕組み”が何より大切です。
そして、小さくともシンプルな工夫が、結果的に一番「効く」方法です。
今日から、「この業務、本当に必要?」「もっとシンプルにできないかな?」と少しだけ立ち止まってみてください。
ゆっくりでも一歩ずつ。無理なく続けることで、現場にも企業文化にも、きっと良い変化が広がっていくと思います。
「続けられる」「シンプル」な産業保健を作るための5つのヒント
- 目的をはっきりさせる
「なぜそれをやるのか?」を意識すると、ムダな作業が減ります。
(例:ストレスチェック=メンタルヘルス不調の予防と職場改善) - 優先順位をつける
最初から全部やろうとせず、必須のこと(法定業務・健診フォロー)に集中。
余裕ができたら、少しずつ広げるくらいで大丈夫です。 - “地味でも続く”を優先する
派手なイベントより、コツコツ続けられる工夫を。
担当が変わっても予算が変わっても、続けやすい設計を考えましょう。 - みんなの健康意識を育てる
特定の人のフォローだけでなく、「小さなきっかけ」を全員に。
健康情報を掲示したり、ミニ勉強会をしたり…
小さな一歩でも、みんなで共有できると大きな変化につながります。 - ITやツールを積極活用
エクセルや健康管理システムなど、単純作業は効率化。
できた時間で「人にしかできないこと」に集中できます。
まとめ
シンプルな仕組みが、健康経営のカギ!産業保健の業務は、すごく地道なものだからこそ、“続けやすい仕組み”が何より大切です。
そして、小さくともシンプルな工夫が、結果的に一番「効く」方法です。
今日から、「この業務、本当に必要?」「もっとシンプルにできないかな?」と少しだけ立ち止まってみてください。
ゆっくりでも一歩ずつ。無理なく続けることで、現場にも企業文化にも、きっと良い変化が広がっていくと思います。
産業保健の基本の『き』:入社後に最初にすべきこと
現役産業保健師による日常業務から保健指導で使える小ネタなどの、情報配信ブログ♪
産業保健の基本の『ほ』:産業保健体制を把握して効果的な活動を始めよう
現役産業保健師による日常業務から保健指導で使える小ネタなどの、情報配信ブログ♪
産業保健の基本の『ん』:人間関係を構築して信頼される保健師になろう
現役産業保健師による日常業務から保健指導で使える小ネタなどの、情報配信ブログ♪
0 件のコメント:
コメントを投稿