【産業保健師必見】定期健康診断の「実施業務」まるっと解説!

2025-06-30

健康診断

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 「法的概要」を押さえたら、次はどう進めるのか? ここでは、企業で定期健康診断を実施する流れと、産業保健師のリアルな対応ポイントを紹介します!

⏰日程調整と方式選定

企業によって異なる実施方式。事業所の規模や人員構成に応じて柔軟な対応が必要です。

🚌 出張健診

  • 医療機関が各事業所へ出張し、社内で健診を実施

  • 時間割や誘導表を整備し、対象者が期間内に受診できるようスケジューリング

🏥 施設健診

  • 労働者が医療機関へ出向いて健診を受ける方式

  • 希望日や勤務との兼ね合いを調整し、予約手配を行う(会社または本人による)

👉 どちらの場合も、予約管理や手配業務は人事労務や産業保健師が連携して対応します。

🚶‍♂️健診当日の対応

出張健診の場合、健診会場の現場対応はスムーズな運営のカギです。

  • 健診受診者の誘導案内

  • 各部署との受診時間調整

  • 「混雑しているので少し後で」「◯◯部署の方はお並びください」など、状況に応じて臨機応変なサポートを行います

👉 集団健診では、限られた時間の中で多くの人を対象にするため、的確なフォローとタイムマネジメント力が問われます!

🧑‍⚕️産業医による就業判定

健診結果が届いたら、産業医による就業判定を実施します。

区分は以下の3種類です

  • 通常勤務

  • 就業制限(例:夜勤不可、残業制限など)

  • 要休業(例:病状により就業不可)

👉 判定結果に基づいて、事業者は適切な就業措置を講じる必要があります。 厚生労働省のガイドラインも参考に:

🧩実施後のフォローアップ

健診結果を活用した産業保健活動がここからスタート!

  • 二次検査の受診勧奨

  • 保健指導(生活習慣やメンタルヘルス改善)

  • 健康教育(社内研修、セミナーなど)

健診をただの「結果通知」で終わらせず、課題を明らかにして施策につなげていくのが産業保健師の力の見せ所です!

※ 二次検査や保健指導については、今後のブログで詳しく紹介予定です♪



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