産業保健師の働き方

2024-06-03

産業保健師

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産業保健師

産業保健師は、企業で働く労働者の健康管理を主な業務とし、職場環境改善や従業員のメンタルヘルスケア、健康診断の実施・フォローアップ、健康教育の実施など、多岐にわたります。
しかし、同じ産業保健師でも、雇用形態のよって、さまざまなメリット・デメリットがあります。
産業保健師としての働き方に悩んでいる方、またこれから産業保健師を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

企業で直接雇用されている産業保健師

企業で直接雇用されているため、収入の安定、福利厚生が充実している点は良いですが、会社の方針に沿った産業保健活動が主なため、自分の思い描く産業保健と乖離することがあります。

メリット
…毎月の給与が保証されており、福利厚生も充実している場合が多い
…人事総務部や各部署と協力して業務を進めることもあり、企業の一員としての活動ができる
…長期間にわたって同じ企業の健康管理を行うことができるため、継続的な健康施策を実施しやすい

デメリット
…企業の方針や規則に従う必要があるため、自分の行いたい産業保健と乖離がある場合がある
…従業員と同様に、部署異動によって他事業所に配属される可能性がある



産業保健未経験者の場合は、企業で働くことを私はおすすめします。
病院とは違う一般企業の組織を学ぶことができること、実際に対応したことがどのような仮過程を経て結果がでるのか、人事総務部や各部署との連携の難しさなどを体感することができ、多くの学びを得ることができます。

業務委託で働く産業保健師

産業保健業務を業務委託で提供するため、産業保健業務のみに専念することができる。ただ、業務委託であるため、契約解除によって収入が不安定になる可能性もある。

メリット
…契約内容によっては、働く時間や場所を比較的自由に選べる
…複数の企業と契約することで、さまざまな業種や企業文化に触れる機会がある
…自分の専門知識やスキルを活かして、特定のニーズに応えることができる

デメリット
…契約期間が限られていることもあり、収入が不安定になる可能性がある
…企業内部、または同僚からのサポートが得ることが難しいため、個人のスキルが求められる



産業保健業務がある程度理解できており、産業保健業務だけに専念したいと考える方は、業務委託をおすすめします。産業保健業務委託を専門に行う会社もあるため、そこに所属し各企業へ派遣される働き方は収入も安定しており良いかもしれません。

開業している産業保健師

自分自身で開業するため、働き方など自由に設定することができる。多くの企業や個人との契約によて、高い収入を得る可能性がある。しかし、ビジネスとして成功するには、経営スキルなども必要になる。

メリット
…自分の事業であるため、働き方やサービスの内容を自由に設定できる
…企業で直接雇用されるより、高い収入を得る可能性がある
…複数の企業や個人と契約できるため、ビジネスのチャンスが広がる

デメリット
…ビジネスとして成功するためには、経営スキルやマーケティング能力が必要になる
…顧客の獲得や維持が難しい場合、収入が不安定になることがある
…すべての業務を自分で管理する必要があり、責任が重くなる



自分自身でやりたいことが決まっている方は、独立し開業してみるのも良いかもしれません。ちょっと勇気がいりますが、素敵です☆

まとめ

産業保健師としての働き方には、企業に雇用される、業務委託で働く、開業するという3つの主要な形態があります。それぞれメリット、デメリットがありますが、自分のキャリア目標やライフスタイルに合わせて、働き方を選ぶことをおすすめします。



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