保健指導を行う中で、対応に苦慮することが度々あります。
対応方法についてまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
やる気のない従業員例
職場での保健指導において、やる気のない従業員に遭遇することは少なくありません。例えば、以下のような例があげられます。
健康診断の結果に基づいて保健指導を行っていると、「どうせ変わらない」「興味がないからやらない」といった発言をする従業員がいます。このような従業員は、いままでの経験などから指導の効果に懐疑的である場合が多いです。
指導の際に、「忙しくてそんなことをやっている暇はない」「会社には関係ない、ほっといてくれ」という反応を示す従業員もいます。このような従業員は、保健指導そのものや、指導を受けること自体に対して強い抵抗感を抱いています。
保健指導のポイント
やる気のない従業員に対して保健指導を行う際には、以下の点を意識してみましょう!
まずは従業員との信頼関係を築くことが最優先です。面談開始早々に指導を始めるのではなく、雑談を交えてリラックスした雰囲気を作りましょう。従業員の話に耳を傾ける姿勢、共感を示すことで、少しずつ信頼関係を築いていきます。
保健指導の目的や重要性をわかりやすく説明することが大切です。具体的なデータを用いて、なぜ保健指導が必要なのか、指導がどのように効果をもたらすかを示しましょう。具体的に説明することで、納得感を高めることができます。
従業員が自ら選べるように、複数の選択肢を提示することも大切です。例えば、「運動習慣を改善するために、ジムに通う、ウォーキングを始める、職場でできる簡単なストレッチを行う」など、様々な方法を提案し、本人が最も取り組みやすい方法を自ら選ぶことで、主体的に取り組む意欲を引き出すことができます。
大きな目標を設定すると、達成感を得にくく挫折しやすいです。小さな目標を設定し、成功体験を積み重ねることが継続に繋がります。
否定的な態度や怒りは、従業員自身がストレスを抱えていることが原因の場合があります。リフレッシュ方法を指導に取り入れ、従業員がリラックスし、前向きに指導に取り組むきっかけを作ることが大切です。
まとめ
やる気のない従業員には、最初のアプローチが肝心です。まずは信頼関係から築き、わかりやすい具体的な説明、本人の挑戦しやすい選択肢の提供、そして、成功体験を積み重ね継続ができるような小さな目標設定がポイントになります。すぐに効果を求めるよりは、長期的に本人の負担にならない範囲で継続できるようなアドバイスや指導ができると良いと思います。
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