保健指導~貧血~

2024-04-09

保健指導

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保健指導(貧血)

ダイエットや偏った食事により、貧血になる人が増えています。

貧血とは?

貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が少なくなった状態をいいます。ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶはたらきをしています。そのため、ヘモグロビンの量が少なくなると全身が酸欠状態となり、めまいや立ちくらみなど、さまざまな症状が現れます。

受診の目安

健康診断で指摘されたら

貧血の症状に慣れてしまい、自覚症状がない方もいます。


休息しても疲れや倦怠感がとれない、労作時にやめまいや立ちくらみ、息切れがする

これらは、Hb9台の方にでてくる主な症状です。自覚症状がある場合は早期に受診しましょう。

保健指導のポイント

①カフェインの取りすぎには注意

コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、鉄分の吸収を妨げます。
特に食事と一緒にこれらの飲み物を摂取すると、鉄分の吸収がさらに妨げられてしまいます。
貧血の予防や改善のためには、コーヒーやお茶の摂取を控えるか、食事との間隔を空けることがおすすめされます。 食事のときはお水などのカフェインを含んでいない飲み物を選びましょう。


②鉄分を摂取しましょう

積極的に、食事から鉄分を摂りましょう!

ヘム鉄(吸収率10~20%)
・赤身肉: 牛肉や豚肉の赤身
    (特にレバー、ハツ(ハート))
・魚介類: サーモン、ツナ、サバ、牡蠣


非ヘム鉄(吸収率2~5%)
~ビタミンCと一緒に摂取することで吸収を促進~
・ほうれん草
・豆類: 大豆、レンズ豆、ひよこ豆、黒豆
・ナッツ:くるみやアーモンド

柑橘類やトマトと一緒に食べましょう!

まとめ

女性では特に、貧血の原因に婦人科疾患が隠れている場合があります。自覚症状がある方、健康診断で指摘された方は、早めに受診しましょう。

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